緑内障手術

 白内障と緑内障を合併している場合、白内障手術により眼圧下降が期待できるため、白内障手術を早期に行うことは緑内障の治療にもなります。この事実は、20年以上前から数多くの論文により証明されています。しかし、日本では、緑内障患者の白内障が放置されています。

 また、患者さんの中には、2003年に厚生労働省から治療効果が期待できないと発表されている白内障点眼薬が処方されている方も数多くいます。緑内障治療薬を使用中に効かない白内障治療薬(カリーユニ、カタリン)を点眼することは、無意味なだけではなく、緑内障治療薬を洗い流して、その効果を減少させる可能性さえあります。

 緑内障治療薬は作用機序の異なる薬剤が数多くあるため、緑内障が進行している患者さんの中には、緑内障治療薬を3種類も4種類も点眼している方がいますが、緑内障治療薬の十分な効果が期待できるのは、せいぜい2種類までです。緑内障治療薬は、βブロッカーとプロスタグランジン類の2剤は強力に眼圧を下げますが、他の薬剤の効果は、この2剤と比較するとかなり劣ります。また、この2剤を使用している場合に、そこに3剤目として追加しても、効果は殆ど期待できません。

 従って、私は、緑内障治療のプロトコールに従い、緑内障治療薬は2剤までとし、緑内障悪化が予想される場合は積極的に緑内障手術(インプラント挿入術)行っております。

 

 1. 結膜を剥離し、強膜を半層切開している。

 2. 強膜フラップの下からインプラントを眼内に挿入している。

 3. 先端のインプラントのみを強膜フラップ下に留置している。

 4. 強膜フラップを縫合し、インプラントを強膜内に埋没している。

実際の手術ビデオはこちらでご覧になれます。

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