エイトチョッパーⅠ(ASICO SP-8193、写真A)

エイトチョップ法を行うために最初に開発したのはエイトチョッパーⅠです。水晶体核を4分割するプレチョップ法を行う場合に使用するプレチョッパーは、エイト チョップ法のように水晶体核を多数に分割するためには、先端部が大きくて、狭い囊内で の操作には向きません。そこで、先端部分を長さ3.2㎜、幅1.4㎜と小型化し、その最先端部 分をより鋭くしました。完成したエイトチョッパーⅠは眼内での操作性が良く、水晶体核の分割も無理なく行えます。その操作性、エイトチョッパーⅠによる手術方法の有効性は、2009年に日本眼科手術学会で発表しました。

エイトチョッパーⅡ(ASICO SP-8402、写真B)

エイトチョッパーⅠの先端部をさらに小型化し、鋭くしたエイトチョッパーⅡを開発しました。先端部の長さは2.5㎜、幅0.8㎜とし、その最先端部を鋭くしました。また、その先 端部は角度をつけて水晶体核に垂直に刺入できるようにしました。このエイトチョッパー Ⅱを使用すれば、より硬い水晶体核のエイトチ ョップ法が可能です。エイトチョッパーⅡの有用性については、2011年の日本白内障学会 において発表しました。

ランスチョッパー(ASICO SP-9989、写真C)

エイトチョップ法では、水晶体核が硬い場合にランスチョッパーによって水晶体核を分割する必要があります。しかし、従来のプレチョッパー(ユニバーサルプレチョッパー、写真D)は先端部が刺入しにくく、長いため操作が難しいので、先端部を長さ3.0㎜、幅1.3㎜とし、最先端部を鋭くしたランスチョッパーを作製しました。ランスチョッパーの先端部は短く鋭いため、眼内操作が容 易で水晶体核に刺入しやすく、先端部の 幅が広いため効果的に水晶体核の断面を 押して亀裂を拡大することが可能です。ランスチョッパーによる手術方法は、2019年に日本眼科手術学会で発表しました。