白内障手術
ランスチョッパー(ASICO SP-9989、写真C)
ランスチョッパー(ASICO SP-9989、写真C)
エイトチョップ法では、水晶体核が硬い場合にランスチョッパーによって水晶体核を分割する必要があります。しかし、従来のプレチョッパー(ユニバーサルプレチョッパー、写真D)は先端部が刺入しにくく、長いため操作が難しいので、先端部を長さ3.0㎜、幅1.3㎜とし、最先端部を鋭くしたランスチョッパーを作製しました。ランスチョッパーの先端部は短く鋭いため、眼内操作が容 易で水晶体核に刺入しやすく、先端部の 幅が広いため効果的に水晶体核の断面を 押して亀裂を拡大することが可能です。ランスチョッパーによる手術方法は、2019年に日本眼科手術学会で発表しました。

エイトチョッパーII(ASICO SP-8402)
白内障手術
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エイトチョップ法
私は2002年に水晶体核を4分割のみであったプレチョップ法を改良し、常に8分割まで行うエイトチョップ法を開発し、2008年に日本眼科手術学会で報告しました。また、エイトチョッパーI、エイトチョッパーII、ランスチョッパーなど、より繊細で、鋭利な先端をもつ専用のチョッパーを開発しました。
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ランスチョップ法
水晶体核が硬く、エイトチョッパーでは分割できない場合は、サステイナーとランスチョッパーを用いて水晶体核を8分割しますが、これをランスチョップ法と命名しました。
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エイトチョッパーⅠ(ASICO SP-8193、写真A)
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エイトチョッパーⅡ(ASICO SP-8402、写真B)
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ランスチョッパー(ASICO SP-9989、写真C)