PAGE TOP
電話予約・お問い合わせ

硝子体内注射は、血管内皮細胞増殖因子(VEGF)による血管新生と血管透過性の亢進を、眼内に抗VEGF抗体を直接投与して抑制する治療です。

硝子体内注射の対象疾患

DISEASES TARGETED FOR INTRAVITREAL INJECTION
  • 加齢黄斑変性

    網膜の中心部の黄斑という組織が、老化に伴い、血管新生、出血、浮腫を来します。黄斑が障害されると著しい視力低下を起こします。

    進行性の病気で、以下のような自覚症状が現れます。

    • ものが歪んで見える。
    • 直線が曲がってみえる。
    • 視野の中心が暗くなる。

    早期発見が大切です。症状を自覚したら直ぐに受診してください。

    早期の治療であれば、硝子体内注射による改善の可能性が高くなります。病気が進行している場合。治療に反応しなかったり、病気が治っても後遺症が残ります。

  • 糖尿病網膜症

    糖尿病の患者には網膜症が発症する可能性があります。

    糖尿病と診断されたら必ず眼科で定期的な検査が必要になります。

    血液中に糖分が高い状態が続くと網膜の細い血管が詰まったり、出血を起こしたりするようになります。また、血管透過性が亢進して血管外に血漿成分が漏出し黄斑浮腫が発症する場合もあります。さらに、新生血管が発生する場合もあります。新生血管は非常に脆く、硝子体出血を起こして重大な視力障害を起こします。

    糖尿病網膜症の進行の程度に合わせて適切な治療が必要

    2006年から、硝子体内注射による治療が行われるようになり、最近は糖尿病網膜症治療の中心になっています。

  • 網膜血管閉塞症

    網膜に出血を引き起こす代表的な網膜硝子体疾患の1つです。
    網膜の静脈が閉塞することによって、血管が詰まり血液が流れなくなる病気です。

    進行性の病気で、以下のような自覚症状が現れます。

    • 目のかすみ
    • 視野が欠ける
    • 視力低下

    高齢者に起きやすく、動脈硬化、不整脈、高血圧と関連している可能性もありますが、原因不明の場合が多い疾患です。

    溢れた血液が網膜内に閉じ込められると黄斑浮腫を引き起こすこともあります。

    黄斑浮腫を改善する目的で、硝子体内注射を行います。

  • 病的近視

    日本でも失明原因の上位に入る疾患で、網膜および脈絡膜組織に異常が生じた強度近視を病的近視と言います。

    強度近視で眼軸が長いと、網膜や脈絡膜が後方に引っ張られて網膜に様々な障害を生じる場合があります。
    網膜に過度に負荷がかかった状態では、脈絡膜新生血管が発生し、出血や黄斑浮腫を引き起こすことがあります。

    新生血管の成長を抑える

    硝子体内注射を行うことにより新生血管の成長を抑制して網膜及び脈絡膜組織が障害されないようします。

硝子体内注射の流れ

PROCESS OF VITREOUS INJECTION
硝子体内注射の流れ
  1. 点眼麻酔
  2. 眼の消毒
  3. 眼内に30ゲージ注射針を用いて硝子体内に抗VEGF抗体(ルセンティスかアイリーア)を投与します。

治療スケジュール

  1. 導入期

    1か月間隔で、3から4回連続で硝子体内注射を行います。その後、網膜の状態を網膜断層撮影により経過観察します。

  2. 維持期

    網膜の状態を観察し、必要があれば硝子体内注射を追加します。

  3. 網膜光凝固術

    加齢黄斑変性及び病的近視

    硝子体内注射で病変の改善が認められる場合は、注射を継続します。しかし、改善が認められない場合は、特殊な網膜光凝固術すなわち光線力学療法(PDT)が必要になりますので、入院可能な専門施設に紹介します。

    網膜血管閉塞症

    硝子体内注射を3回連続で、黄斑浮腫が消失した場合は、網膜光凝固を追加します。黄斑浮腫が消失しない場合は、消失するまで1か月間隔で硝子体内注射を継続します。黄斑浮腫の消失後に、網膜光凝固を追加します。その後も黄斑浮腫が再発した場合は、硝子体内注射を追加して経過観察します。

    糖尿病網膜症

    糖尿病黄斑症
    硝子体内注射を4回連続で、黄斑浮腫が消失した場合は、6か月後に網膜光凝固を追加します。黄斑浮腫が消失しない場合は、消失するまで1か月間隔で硝子体内注射を継続します。黄斑浮腫の消失6か月後に、網膜光凝固を追加します。その後も黄斑浮腫が再発した場合は、硝子体内注射を追加して経過観察します。

    増殖性糖尿病網膜症(硝子体出血、牽引性網膜剥離)
    硝子体内注射を4回連続で行い、網膜光凝固を追加します。硝子体手術が必要と判断した場合は、速やかに硝子体手術を行います。その後、黄斑浮腫、硝子体出血が発生した場合は、硝子体内注射、網膜光凝固術を追加して経過観察します。

〒271-0077 千葉県松戸市根本 3-3
診療受付 / 8:30 - 11:30・初診受付 / 8:30 - 11:00
休診日 / 木曜・土曜午後・日曜・祝日
午前 ×
午後 手術 手術 予約 × 手術 ×
  • 眼底検査後は4~5時間見えづらくなります。
    車の運転ができなくなりますので、車での来院はお控えください。
  • 駐車場をご利用の場合、クリニック周辺の有料駐車場をご利用ください。

アクセス

SATO EYE CLINIC ACCESS
JR常磐快速線・JR常磐緩行線・新京成線 松戸駅
松戸駅西口より 徒歩4分
〒271-0077
千葉県松戸根本3-3
  • 水曜日の午後の予約に関して

    受診後の「予約専用」となります。初診の患者様は、午前中に受診頂くようお願い致します。
    ※初診の方は、検査時間がかかるため11時までの受付となります。

  • 午前の予約に関して

    「検査・処置」の場合に限りお時間のご指定が可能です。お電話にてお問合せください。
    ※予約があっても診察は受付順となるため、お時間がかかってしまう場合がございます。